SHARP「EC-CT12」
2011年の発売からロングセラーを続けているSHARPの掃除機「EC-CT12」
紙パック不要のサイクロン式で低価格。吸引力が強く、しっかりゴミを吸い取ってくれる。
毎年、新しい掃除機が発売されているのに、なぜここまで長く愛されているのでしょうか。
長年愛される理由と実際に使っている人の口コミを集めました。
こんな人におすすめ
- 一人暮らしのはじめての掃除機に
- 二階用や自室用など2台目に
- 主にフローリング
- 長い毛が抜けるペットはいない
- 掃除機に大きなこだわりなし
機能
集じん方式
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遠心分離サイクロン
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吸込口
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タービンヘッド
から拭き機能
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排気クリーン
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HEPAクリーンフィルター
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お手入れ
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簡単フィルタークリーニング
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ごみ捨て
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ワンタッチ着脱カップ
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仕様
電源
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100V 50-60Hz
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消費電力
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1000~約240W
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吸込仕事率
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450~約70W
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運転音
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64~約57dB
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集じん容積
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0.35L
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本体質量
(本体、ホース、吸込口、パイプを含む質量) |
5.0Kg
3.8Kg
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本体寸法
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幅257×奥行363×高さ248mm
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スタンド収納時の高さ
(コンパクト収納時の高さ)
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950mm
(725mm)
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コードの長さ
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5.0m
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カラー
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EC-CT12-C (ベージュ系)
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紙パック不要のサイクロン方式
紙パック式の掃除機は、ゴミ捨てが簡単であるというメリットがありますが、空気が紙パックを通してゴミを吸い取るために、ゴミが少しでも紙パックに入れば、空気の流れは阻害されて吸引力は低下していきます。
紙パック式の掃除機が威力を最大限発揮できるのは、紙パックを取り替えた直後のみということになります。
一方、サイクロン方式とは、吸い込んだゴミをサイクロン(遠心分離)を発生させることでゴミと空気に分けて、ゴミだけをダストカップに集める方式です。
サイクロン方式は遠心力でゴミと空気が分離されるので、空気の通り道がふさがりにくく吸引力も落ちにくくなります。
紙パックではない分、ゴミを捨てるのが若干面倒になってきます。
ゴミがたまったときはダストカップを外してゴミを捨てるのですが、紙パックと比較すると、ゴミ捨ての際にホコリが舞いやすくなるデメリットもあります。
また、ダストカップやフィルターのこまめなお手入れが必要になります。
扱いやすいタービンヘッド
サイクロン掃除機のヘッドは「モーターヘッド」と「タービンヘッド」があります。
掃除機の吸い込むブラシが、モーターで回るものが「モータヘッド」、吸い込む空気の力で回るものが「タービンヘッド」です。
モーターヘッドは、「パワーヘッド」「パワーブラシ」などとも呼ばれており、モータヘッドの中でもブラシの回転力で前へ進む「自走式ヘッド」もあります。
毛足の長いカーペットなどに向いており、ブラシが回転することで細かなホコリもかき出して吸うことができます。
タービンヘッドに比べてヘッドが重くなり、動かすときに多少の力とコツが必要になります。
一般的に、高価格帯の掃除機に搭載されます。
一方、タービンヘッドは「タービンブラシ」「エアーヘッド」「エアタービン」などとも呼ばれているもので、吸い込まれる空気の力によってブラシが回るタイプです。
吸引力はモーターヘッドに劣りますが、軽くて操作しやすく床を傷つけにくいので、フローリングや畳に向いています。
EC-CT12のヘッドは吸い込んだ空気の力でブラシが回るタービンヘッドで、掃除機をかけながらから拭きをしてくれる「から拭きブラシ」がついています。
掃除をする場所が、毛足の長いじゅうたんが多いのならば、モーターヘッドの方がオススメですが、フローリングや畳などが多い場合は、タービンヘッドで十分でしょう。
EC-CT12は壊れやすい?ホースの修理方法は
ロングセラーのEC-CT12は、その安さから壊れるのを覚悟で購入している人も多いようですが、すぐに壊れた、初期不良だったという口コミがほとんど見られないという口コミの高さも人気の理由でしょう。
ただし、口コミの中で気になるのが「ホースが壊れた」という書き込みがしばしば見られることです。
ホースのつなぎ目がもともと弱いのか、使っている間や片付けのクセでねじれてしまうのか、故障の理由は定かではありませんが、ホースが破れてしまう人が多いようです。
ホースが破れてしまいますと、空気がもれてしまうので吸引力は格段に下がってしまうのでそのまま使い続けることはできません。
ホースを自分で修理しようとすると、ホースに通っている配線があるので、ドライバー1本で簡単に直すことは難しいでしょう。
ホースが別売りで売られていますので、それを購入して付け替えるのが簡単です。
ホース1本が4,000~5,000円ほどで売られていますので、本体を買い替えるよりは安くなります。
本体の調子が良いのであれば、ホースのみを購入すると良いでしょう。
EC-CT12の口コミ
- 普段は「強モード」で掃除しています。かなり大きな音がしますが、じゅうたんについたペットの毛もちゃんと吸ってくれます。音が気になるときは「やさしさモード」にしています。
- ダイソンが壊れたので中継ぎのつもりでEC-CT12を購入したのですが、じゅうぶんキレイになるので、次のダイソンを買う気もせずもう5年使い続けています。
- 紙パックと比べてフィルターやダストカップのお手入れが必要ですが、紙パックを買う手間が省けて、消耗品がないのは気楽です。
- 値段のわりにはしっかり仕事をしてくれます。ホースが360度回らずねじれてしまうので、そのたびに持ち直すのが面倒ですが、サイズがコンパクトで小回りがきいて使いやすいです。
- お掃除ロボットと併用です。吸引力が大きいので助かります。その分、音は大きいので夜間に掃除する人にはオススメできません。
- つぎ手パイプが付属していたので、手持ちの布団ブラシをつけて吸ってみたら、ものすごい量のホコリが吸えました。
SHARPサイクロン掃除機「EC-CT12」まとめ
- 安いサイクロン掃除機としてオススメ
- フローリングや毛足の短いじゅうたんが多いならオススメ
- ホースが回りにくいので、無理に回したりねじって収納するとホースが破れやすくなるかも
- ダイソンやルンバと併用したり、二階用にするのも良いかも
- 音が小さい「やさしさモード」もあるが、音は大きいが吸引力が大きな「強モード」ならよりしっかり掃除できる
お値段以上の働きをしてくれるコスパの良い掃除機。
ホースは破れやすいようなので、取り回しには気をつけると良さそう。
掃除機に大きなこだわりがない、とりあえず吸えば良い、ならば買いだと思います。