KC-S50とKI-SS50の違いは?おすすめのシャープ空気清浄機を徹底比較

シャープの空気清浄機「KC-S50」「KI-SS50」

シャープの加湿空気清浄機、「KC-S50」と「KI-SS50」。シャープ独自のプラズマクラスターを搭載し、加湿器と空気清浄機の2つの働きをもつ機種です。

買いやすく扱いやすいこちらの2機種。それぞれの違いをご紹介していきます。

「KC-S50」と「KI-SS50」の違いはどこ?

最も大きな違いはプラズマクラスターの値。KC-S50はプラズマクラスター7000、KI-SS50はプラズマクラスター25000を搭載しています。

数値は1cm³あたりの濃度で、KC-S50は1cm2あたり7,000個のイオンKI-SS50は1cm³あたり25,000個のイオンを放出します。

さらにKI-SS50は付着した有害物質にも効果を発揮。壁や衣服に付着した花粉アレル物質の作用を抑え、付着カビ菌の増殖・付着ウイルスの作用抑制が期待できます。

プラズマクラスター
イオン濃度 効果 イオン発生ユニット
KC-S50 7,000個/cm³ 空気中に浮遊する有害物質を浄化 ユニット交換なし
KI-SS50 25,000個/cm³ 空気中に浮遊する有害物
+付着した有害物質も浄化
ユニット交換方式


シャープ独自の空気浄化技術であるプラズマクラスターは、数値が大きくなるほど効果や浄化スピードがアップ。上位モデルに搭載されたプラズマクラスターNEXTは、1cm³あたり50,000個のプラズマクラスターを放出する設計です。

KI-SS50はイオン発生ユニットが交換できます。約17,500時間(1日24時間つけっぱなしで約2年、1日8時間毎日使用して約6年)でユニット交換ランプが点滅。交換用ユニットは、公式サイトで3,080円(税込)で発売されています。約19,000時間(約2年2ヶ月)経過でプラズマクラスターイオンが放出されなくなるので、必ず交換しましょう。

加湿機能

タンクの容量はKI-SS50のほうが約2.7Lと大きめ。加湿できる床面積もプレハブ洋室17畳まで、木造和室10畳までとKC-S50より広くなっています。加湿量も600mLと多く、加湿能力にこだわりたい人は、KI-SS50を選ぶとよいでしょう。

加湿能力
タンク容量 加湿適用床面積 加湿量(強/中/静音)
KC-S50 約2.5L プレハブ洋室 ~14畳
木造和室 ~8.5畳
500/400/200mL
KI-SS50 約2.7L プレハブ洋室 ~17畳
木造和室 ~10畳
600/480/200mL

静音設計

運転時の騒音が多少異なります。加湿空気清浄では強・中はKC-S50のほうが、静音時はKI-SS50のほうが静かです。

また、空気清浄では中はKC-S50のほうが、強・静音はKI-SS50のほうが、静かに運転します。

運転音(dB)
加湿空気清浄
(強/中/静音)
空気清浄
(強/中/静音)
KC-S50 42/35/20 52/38/20
KI-SS50 43/40/19 51/40/17

騒音値の目安として、50dBで静かな事務所やエアコンの室外機程度、20dBで木の葉のふれあう音。日常生活でうるさいと感じるレベルではありません。

シャープ最上位機種のKI-SX100は、加湿空気清浄で50dB、空気清浄で53dB。パナソニックの同レベルモデル Fの加湿空気清浄機 F-VXW55は強で53dB。これらと比べても、両機種とも静音設計といえるでしょう。

消費電力

消費電力にも多少の差があります。1時間あたりの電気代で約0.1円違ってきます。強で運転すると、加湿空気清浄の場合はKC-S50のほうが、空気清浄の場合はKI-SS50のほうがお得です。

消費電力(W)
加湿空気清浄
(強/中/静音(50・60hz))
空気清浄
(強/中/静音(50・60hz))
KC-S50 20/11/3.6(3.3) 54/13/3.1(2.8)
KI-SS50 24/16/4.4(4.0) 52/14/3.8(3.4)

とはいえ、24時間つけっぱなしでも1か月100円程度の差なので、気にするほどではないでしょう。(※電気料金目安単価31円/kWh)

1時間あたりの電気代(円)
加湿空気清浄
(強/中/静音(50・60hz))
空気清浄
(強/中/静音(50・60hz))
KC-S50 0.62/0.34/0.11(0.10) 1.7/0.40/0.10(0.09)
KI-SS50 0.74/0.50/0.14(0.12) 1.6/0.43/0.12(0.11)

ストッパー付きキャスター


KI-SS50のみストッパー付きキャスターがついています。掃除の時もさっと動かせるので便利。

さらに、チャイルドロックがあるのもKI-SS50のみ。小さなお子さんがいるご家庭はKI-SS50がおすすめです。

KC-S50・KI-SS50共通の機能

花粉・ホコリも除去するプラズマクラスター

10年間交換不要の高性能な静電HEPAフィルターは、0.3µmの粒子を99.97%集じん。遠くのホコリや花粉も引き寄せてパワフルに吸引します。

おやすみ運転

就寝に配慮したおやすみ運転を搭載。モニターの明るさと風量を抑える設定です。

Ag⁺イオンカートリッジ

加湿用の給水タンクのキャップにAg⁺イオンカートリッジを装着可能。タンク内での菌の繁殖を抑制し、タンクやトレーのぬめり・ニオイを防ぎます。1日あたり2.5L使用の場合、カートリッジ交換は1年に1度でOKです。

抗菌・防カビ加湿フィルター

10年間交換不要の加湿フィルターは、抗菌・防カビ加工済み。加湿中以外は加湿フィルターが水につからない位置で止まり、送風で乾燥される仕組みです。

3つのセンサー搭載

ニオイ・湿度・温度の3つのセンサーを搭載し、状況に応じた運転を行います。

KC-S50・KI-SS50のサイズ

外形寸法(mm)
奥行 高さ
KC-S50 399 230 613
KI-SS50 384 230 619

シャープの最上位機種 KI-SX100は、幅427×奥行345×高さ700mm。パナソニックの同レベルモデル F-VXW55が、幅360×奥行238×高さ562。薄さにこだわるなら、KC-S50・KI-SS50がおすすめです。

ユーザーの口コミ

KC-S50の口コミ

寝室に置いても静かです。加湿できるので、睡眠中の喉のケアにもぴったりです。
ペットの獣臭やトイレのニオイが気にならなくなりました。買って正解。
12畳のリビングでも十分機能を発揮できているので、寝室用に2台目を購入しました。

KI-SS50の口コミ

グレーの加湿空気清浄機を探していてたどりつきました。機能にも満足しています。
アレルギーが気になり購入しました。ニオイも素早く脱臭できます。
キャスターがついて部屋間の移動が簡単。ストッパーで固定できるのも便利です。

買うならどっち?

加湿と空気清浄の両方を兼ね備えていればとくに機能にこだわらない、という人はKC-S50がおすすめ。
ワンランク上のプラズマクラスターがほしいならKI-SS50がおすすめ。また、チャイルドロックやキャスターがほしい人もKI-SS50。KC-S50はホワイト系(KC-S50-W)のみですが、KI-SS50はホワイト系(KI-SS50-W)とグレー系(KI-SS50-H)の2色展開。部屋の雰囲気にあわせて選ぶのもよいでしょう。

KC-S50

  • 加湿できる空気清浄機がほしい
  • プラズマクラスターの効果を感じたい
  • 電気代が安いものを使いたい
KC-S50
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KI-SS50

  • 広い部屋を加湿したい
  • グレーの加湿空気清浄機を置きたい
  • 子どもがいる
  • キャスターで移動させたい
KI-SS50
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安く購入したいなら、型落ちを選ぶのもひとつの手です。23年製のKC-S50は、22年製のKC-R50と機能に変わりはありません。また、23年製のKI-SS50は22年製のKI-RS50と同じ。補修用性能部品の保有期間(空気清浄機の場合は6年)が短くなる可能性はあるものの、大幅に安くなっているショップもあり、新製品にこだわらないのなら22年製の購入も検討してみてください。

KC-S50の型落ち KC-R50
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KI-SS50の型落ち KI-RS50
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シャープの空気清浄機 KC-S50・KI-SS50比較一覧

KC-S50 KI-SS50
空気清浄適用床面積 ~23畳 ~23畳
プラズマクラスター 7,000個/cm³ 25,000個/cm³
プラズマクラスター適用床面積 約13畳 約13畳
加湿適用床面積(プレハブ洋室) ~14畳 ~17畳
タンク容量 約2.5L 約2.7L
加湿量(強) 500mL 600mL
運転音(加湿/強) 42dB 43dB
運転音(空気清浄/静音) 20dB 17dB
電気代(加湿/強) 0.62円/時間 0.74円/時間
電気代(加湿/静音) 0.11円/時間 0.14円/時間
電気代(空気清浄/強) 1.7円/時間 1.6円/時間
電気代(空気清浄/静音) 0.10円/時間 0.12円/時間
ストッパー付きキャスター なし あり
チャイルドロック なし あり
カラー展開 ホワイト系 ホワイト系・グレー系

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