日立の冷蔵庫 HXタイプとHWタイプの違いは?口コミもチェック

日立の冷蔵庫 「HXタイプ」「HWタイプ」

冷蔵室の棚のスペース全体が鮮度長持ちの「まるごとチルド」、急速に冷やしたいときに便利な「クイック冷却」などの機能で使い勝手が向上した日立の冷蔵庫「HXタイプ」「HWタイプ」。

大容量でファミリー向けの冷蔵庫、HXとHW。搭載された特徴的な機能や、それぞれの違いなどを比較していきます。

「HXタイプ」と「HWタイプ」の違い

HXタイプ」は、「HWタイプ」と比較すると、より省エネで、よりデザイン性が高いモデルになります。

スライドします 定格内容積 カラー 年間消費電力量 年間電気代 2021年省エネ基準達成率 各室定格内容積(L) 外形寸法(mm)幅x高さx奥行き
R-HX60R
Amazon最安値
602L クリスタルミラー
ファインシャンパン
254kWh 6858円 124% 68.5cm 冷蔵室:308L
製氷室:24L
冷凍室:156L
野菜室:114L
幅685x高さ1833x奥行738(ハンドル・脚カバー含む:740) mm
R-HW60R
Amazon最安値
602L クリスタルシャンパン
クリスタルホワイト
288kWh 7776円 110% 68.5cm 冷蔵室:308L
製氷室:24L
冷凍室:156L
野菜室:114L
幅685x高さ1833x奥行738(ハンドル・脚カバー含む:740) mm

省エネ

R-HX60R」は年間消費電力量が254kWh、「R-HW60R」は288kWhで、「R-HX60R」の方がより省エネになっています。

カラー

R-HX60R」「R-HX54R」はクリスタルミラー(X)ファインシャンパン(XN)、「R-HW60R」「R-HW54R」「R-HW48R」はクリスタルシャンパン(XN)クリスタルホワイト(XW)の2カラーずつの展開。

「R-HX60R」「R-HX54R」はワンランク上のデザイン。クリスタルミラー(X)は、ミラーガラスを採用し、存在感とキッチンの空間との調和を実現。輝くシャンパンカラーのファインシャンパン(XN)は小紋柄にヒントを得た微細なグラフィックパターンを採用。

R-HX60R、R-HX54R クリスタルミラー(X)
※スタイリッシュなミラーガラスを採用
ファインシャンパン(XN)
※微細なグラフィックパターンを採用

ファインシャンパン(XN)の柄イメージ
R-HW60R、R-HW54R、R-HW48R クリスタルシャンパン(XN)
クリスタルホワイト(XW)

「HXタイプ」「HWタイプ」共通の機能

冷蔵庫全段がチルドとして使える「まるごとチルド」

冷蔵庫の「冷蔵室」の温度の目安は一般的には2~10℃。
日常的に使う食品の保存に適した温度になっています。

たとえば、日立の「まるごとチルド」非搭載のR-S40Nですと、約2℃~6℃。
Panasonicの「IoT対応冷蔵庫」NR-F657WPXの場合、「中」で約3~6℃、「強」「弱」で2~3℃の調整が出来ます。

一方、チルドルームの温度の目安は0~2℃。
食品が凍る寸前の温度で冷やすことで、冷蔵室よりも長期保存に向いており、鮮度が落ちやすい食材に適した温度です。
一般的な冷蔵室の一番下段にあるガラスやプラスチックの扉や引き出しになっている場所です。

日立の「まるごとチルド」は、冷蔵室の棚全体をチルド温度の約2℃湿度を80%にすることで、鮮度長持ち・ラップ要らずを実現。

  • まとめて買った食材をより新鮮に長持ちさせたい
  • 平日に食べるおかずを週末に作り置きしたい
  • 家族の食べる時間がバラバラだが少しでも美味しく保存したい

共働き世帯、買いだめ世帯の「食品の鮮度・料理の時短・省手間」を求めるご家庭にピッタリの仕様になっています。

急いで冷やせる「クイック冷却」

食材のあら熱を取りたい、飲み物をすぐに冷やしたい、お弁当を冷ましたい。そんな急いで冷やしたいときに便利な「クイック冷却」は、冷気を約60分間増やすことで、食品をより早く冷やすことができる機能。

Panasonicの「はやうま冷却」は、切替ルーム(クーリングアシストルーム)、SHARPの「作りおき急冷」も上段冷凍室など、「せまい方の冷凍室」での急速冷却になります。(三菱・東芝は急速冷却の機能はなし)

広い冷蔵庫のどこに置いても冷やしてくれるのが日立のクイック冷却です。

乾燥させずおいしく長持ち「特鮮氷温ルーム」

水が凍るのは0℃ですが、食品は0℃でも凍らず、肉や魚は約ー2℃、野菜や果物は約ー2℃~ー4℃になると凍り始めます。この0℃以下から凍り始める温度(氷結点)までの温度域を「氷温域」といいます。
この「氷温域」で食品を保存すると、鮮度や美味しさを長期間保つことが可能になります。

日立の冷蔵庫で採用する「特鮮氷温ルーム」は、乾燥を抑えて凍らせない約ー1℃にすることで、お刺身は3日間、加熱調理する肉や魚は7日間鮮度を守りながら、凍結による劣化を抑えます。
食品に直接冷気を当てない間接冷却によって、ラップなしでも乾燥せずおいしく保存。

1週間分をまとめ買いしても、冷凍や解凍する手間もなく、最終日まで風味豊かなおいしい肉や魚を食べる事が出来ます。

みずみずしさが続く「新鮮スリープ野菜室」

野菜室下段スペースは、野菜から出るエチレンガスやニオイ成分を「プラチナ触媒(ルテニウム配合)」が分解し、炭酸ガスを生成。
炭酸ガス濃度が高まることで、野菜は呼吸を抑制し休眠状態に。栄養素の消費が抑えられることで、野菜の鮮度が長持ち。保存することで低下しがちな栄養を守ります。

おうちですばやくフリージング「デリシャス冷凍」

冷凍室下段の1段目のケース「大型アルミトレイ」に置くだけで、おいしくホームフリージングできる「デリシャス冷凍」
熱伝導性に優れたアルミトレイが食品の熱を急速に奪い素早く冷凍。
専用の温度センサーが食品の温度を検知して、自動で運転を切り替え。
食品の細胞を大きく破壊してしまう恐れのある「最大氷結晶生成帯」と呼ばれるー1℃~ー5℃を素早く通過させることで、従来の家庭用冷凍庫では難しかった素早い冷凍を実現。
肉や魚のドリップの流出を抑制し、野菜の栄養素の減少を抑えます

HX、HWのサイズ違いをチェック

定格内容積 寸法 HXタイプ HWタイプ
602L R-HX60R R-HW60R
540L R-HX54R R-HW54R
478L (なし) R-HW48R

ユーザーの口コミ

 R-HX60R-X(クリスタルミラー)を購入しました。鏡面加工のような表面なのでキッチンが広く見えます。リビングと一体感が出て気に入っています。

 氷温ルーム、スゴいですね。肉も魚も野菜も鮮度ばっちり維持できます。共働きで頻繁に買い物に行けないので助かってます。

 12年ぶりの買い替え。外側が同じサイズでも容積アップでタップリ入りますね。音も静かで電気代も安くなったので買い替えて良かったです。

 フレンチドアは初めてなのですが、片方だけ開けられるのは冷気が漏れにくく省エネになりそうです。ドアを両方開けないと氷温ルームが開けられないのは面倒ですが、氷温ルームはこれくらいの大きさは欲しいので仕方ないかも。

「R-HX60N」と「R-HW60N」のどっちが買い?

デザイン性が高く、省エネ効果も高いのが「R-HX60R」「R-HX54R」

R-HW60R」と比較すると「R-HX60R」の電気代は1年で約918円安くなります。

冷蔵庫を10年使うとして、販売価格が9180円以内の差であったり、リビングからよく見える場所に置く冷蔵庫で、特にデザイン性を重視したい場合であれば「R-HX60R」がオススメになります。

または、販売価格に1万円以上差があったり、デザインに大きなこだわりがないのであれば、「R-HW60R」で十分でしょう。

まとめ

日立の大型冷蔵庫「R-HX60N」「R-HW60N」は、まとめ買いをする事が多い家族にピッタリの冷蔵庫。
食品の鮮度を保ちながら長期間保存することを重視したモデルです。

HXタイプは、ミラーガラスを採用したクリスタルミラーデザインや、微細なグラフィックパターンのファインシャンパンの2つのデザインから選ぶことができます。

デザイン性が高く年間約918円電気代が安くなるHXタイプ、その他の機能は同レベルのHWタイプ。

省エネ度よりも、デザイン、カラーでキッチンに合うモデルを選ぶと良いのでは。

日立 HXタイプ
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日立 HWタイプ
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